NEXT...F1開催スケジュール

【動画と画像】レッドブル、無重力でピットストップ!F1マシンが宙に浮いてタイヤ交換

2019年11月24日(日)13:32 pm

未来のF1開催候補地は宇宙!?

アストンマーティン・レッドブル・レーシングが無重力空間(ゼロG)でのピットストップを成功させた。

レッドブル・レーシングのライブデモチームはこれまで、世界最高峰のヒマラヤのカルダンラや、世界で最も低い位置にあるヨルダンの死海の沿岸、さらに雪上、氷上、砂漠などを走行し、もう世界中で征服する場所はないと思われていたが、新しい挑戦の場を見つけてしまった。それは高度33,000フィートだ。

レッドブル・ホンダは、今シーズン3回もピットストップ・レコードを更新しており、そのタイヤ交換のパフォーマンスは非常に高い。

そんなレッドブルは、ロシアの宇宙開発を担う機関『ロスコスモス』の協力を得て、『ユーリ・ガガーリン宇宙飛行士訓練センター』に2005年モデルのRB1を持ち込み限界へ挑戦した。2005年モデルを選んだのは現在のF1マシンよりも車幅が狭く、軽量なためだという。

10人のピットクルーは、ゼロGでの飛行に備えて1週間にわたって宇宙飛行士訓練の『クラッシュコース』を受講した。

飛行機は45度の角度で上昇し、その後放物線を描くように降下、約22秒間の無重力状態を作り出す。同じ動きで上昇と下降を繰り返した。

この挑戦は非常に難しく、無重力になっている22秒間の前後は安全上の理由からマシンや機器類を飛行機に固定する必要があったため、実際の撮影は15秒という短い時間に設定された。

サポートチームのチーフメカニックを務めるジョー・ロビンソンは次のように語った。

「思っていたより難しかったよ。何も持っていない時でも、重力にどれだけ頼っていたのか気がついたよ!クルマが浮いている時、ホイールナットを締める程度のことがすごく難しくなるんだ。唯一、足首を床のストラップに固定することでしか状態を維持できないんだ」

「素晴らしい経験だったよ。一生に一度の経験だし、1ヶ月滞在してやり遂げることができたんだ。素晴らしかったよ。これまでライブ・デモ・チームがショーカーで行ってきた中で最もカッコよくて楽しかった」

サポートチームのコーディネーターであるマーク・ウィリスは「何が起こっているのか理解するのに2〜3回かかった。頭で何が起こっているのか分からなかったよ」と異次元空間でのタイヤ交換の難しさを語っている。

「ジェットコースターで2秒間くらいなら体感できるかもしれないけど、それを20秒以上も維持しながらピットストップをするなんて、この世のこととは思えないね」

この宙に浮いている映像を見るとCGのように思えるかもしれないが、本物のF1カーと生身のメカニックが実施している。

アストンマーティン・レッドブル・レーシングが次に目指すものは、『月(Moon)』ということだ。いよいよF1も宇宙へ行く時代が近づいてきたようだ。

レッドブル、無重力でピットストップ

レッドブル、無重力でピットストップ

レッドブル、無重力でピットストップ

レッドブル、無重力でピットストップ

レッドブル、無重力でピットストップ

レッドブル、無重力でピットストップ

レッドブル、無重力でピットストップ

レッドブル、無重力でピットストップ

レッドブル、無重力でピットストップ

レッドブル、無重力でピットストップ

レッドブル、無重力でピットストップ

レッドブル、無重力でピットストップ

レッドブル、無重力でピットストップ

レッドブル、無重力でピットストップ

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック