FIA(国際自動車連盟)とF1は10月31日(木)、2021年以降の新レギュレーションを発表した。関係者に配布された資料は28ページにも及んでいる。
●【画像29枚:F1】2021年以降の新レギュレーションと画像を発表
新しいレギュレーションは、テクニカル、スポーティング、ファイナンシャルの3つに分かれている。
【2021年ファイナンシャル・レギュレーション】
・コストキャップは、21レースで1億7500万ドル(約189億円)、21レース以上や以下の場合、1レースあたりプラス・マイナス100万ドルに設定。
・テクニカルおよびスポーティング・レギュレーションとの一貫性を持たせる。
以下についてはコストキャップから除外する。
・マーケティング費用
・減価償却費
・ドライバーのコスト
・F1以外での活動コスト
・ヘリテージ・アセットのコスト
・FIAエントリーフィー、ドライバーのスーパーライセンスのコスト
・年末のボーナス
・最も高い3人のコスト
・関連当事者との取引
・譲渡可能なコンポーネンツの供給
・研究開発
・資本的な支出(4年間で3,600万ドル=約39億円)
実装スケジュール計画は以下。
・2019年12月まで:FIA F1ファイナンシャル・レギュレーションのフレームワークの最終化(例:ガイダンス、実装手順、テンプレート)
・2020年6月30日:自発的に2019年の財務データ提出を選択できる。FIA F1ファイナンシャル・レギュレーションで特に規定されていない。
・2021年3月31日:2020年の財務データを自発的に提出し、金銭的またはスポーティング・ペナルティを適用しない(FIA F1ファイナンシャル・レギュレーションにより提供されるソフト実装)
・2022年3月31日:2021年の財務データの必須提出と申請
手続きおよび/またはファイナンシャル(軽微/重大な)違反の場合に金銭的およびスポーティング・ペナルティを適用(実用化初年度)
●【F1】2021年の新テクニカルレギュレーションの概要発表
●【F1】2021年以降の新スポーティングレギュレーション発表!最大25レース開催へ