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「鈴鹿には改良パーツを持ち込む」とメルセデスのボス

2019年09月30日(月)18:57 pm

メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(チームCEO)が、鈴鹿サーキットで行われる次戦F1日本GP(10月13日決勝)に新たな改良パーツを投入する考えであることを明らかにした。

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今シーズン前半にはライバルチームを寄せ付けない強さを発揮し、すでに2019年のドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルをほぼ手中に収めたと考えられているメルセデス。だが、シーズン後半に入るとフェラーリにパフォーマンス面で逆転を許し、苦しい状況に置かれてしまっている。

先週末にソチで行われたロシアGPではルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが第10戦イギリスGP以来となる1-2フィニッシュを達成したが、これはフェラーリのトラブルによってセーフティカーが導入されたチャンスをうまく生かすことができたためだった。

実際のところ、得意とする高速サーキットのスパ・フランコルシャン・サーキット(ベルギーGP)とモンツァ・サーキット(イタリアGP)で2連勝を達成したフェラーリは、続くシンガポールで低速コーナーの多い市街地コースに合わせた改良パーツを投入。

それが見事に当たり、シンガポールでも勝利を飾ったフェラーリはソチでもシャルル・ルクレールが4戦連続となるポールポジションを獲得するなど、今やコース上で最速なのはフェラーリであることに間違いはない。

ソチで今季9勝目をあげて通算6回目のF1タイトル獲得に大きく前進したルイス・ハミルトンだが、現在の状況には懸念を示しており、メルセデスも2019年型F1マシンの開発を継続していく必要があるとコメントしている。

そうした中、鈴鹿には改良パーツを持ち込むことになるのかと質問されたヴォルフは次のように答えた。

「ああ、今それに取り組んでいるところだよ」

「我々は来年に備えるためにリソースを割り当てる一方で、今季の戦いを継続していくためにも割り当てるようにしているんだ」

だが、ヴォルフはメルセデスが鈴鹿に持ち込むパーツは、フェラーリがシンガポールに持ち込んだものほど大きな効果を示すものにはならないだろうと示唆している。

「いや、我々が話しているのは小さな改良のことだよ」

そう語ったヴォルフは次のように付け加えた。

「我々が進歩し続けると期待してもらうことはかまわないが、夏に比べるとゆっくりとした進歩になるだろうね」

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