FIA(国際自動車連盟)は、F1第13戦ベルギーGP決勝レース(スパ-フランコルシャン)の最終ラップでアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)とセルジオ・ペレス(レーシングポイント)の激しいバトルについて、両者を呼び出して事情聴取をしていたが、おとがめ無しとなった。
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5位を走行し逃げるペレスは、後ろからDRSを使ってオーバーテイクしようとしていた6位のアルボンを牽制して右にマシンを寄せた。しかしそこでアルボンは一歩も引かず、右側の2輪を芝生に脱輪しながら全開走行を続け、レッドブル・ホンダのデビュー戦で5位を勝ち取った。
ペレスはアルボンが右に居ると分かった時点でマシンを左に移し、スペースを空けていた。そしてアルボンはペレスを正常にパスしていた。
スチュワードに呼ばれた両名は「激しいレース」だったと語ったといい、危険がある可能性を認めたが、これらの説明とオーバーテイクが成功したことから、おとがめ無しと判断された。
この結果、アルボンはレッドブル・ホンダ移籍初戦、F1での最高位となる5位でフィニッシュが確定した。
ペレスは次のように語った。
「最初から最後まで激しいレースだった」
「すごく難しかった。幸い、ポイントを持ち帰ることができた」
「最後のアルボンはすごく強くて、彼を抑えるチャンスはなかったよ。最終ラップでポジションを失うのは痛いけど、彼は良い仕事をしたよ」
「僕たちの戦略はすごくアグレッシブだったけど、レース終盤に代償を払うことになったね」
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