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チームメートの同士討ちが止まらないハースF1「何かを変える必要がある」とチーム代表

2019年07月29日(月)19:26 pm

先週末にホッケンハイムリンクで開催されたF1ドイツGPでは、またしてもハースのドライバー同士が接触したシーンが見られた。

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そして、ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーが「何かを変える必要がある」と語ったと報じられている。

今季のF1第10戦イギリスGPではロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンが同士討ちを演じて2台ともにリタイアとなるというハースにとっては最悪の結果となった。両者がレース中に接触したのはそのときすでに今季3度目のことだった。

シュタイナーはそのとき、ドライバーたちに対する怒りを爆発させており、成績があまりふるわないグロージャンの方が更迭されるのではないかとのうわさが強くささやかれるようになっている。

そして迎えた先週末の第11戦ドイツGP決勝では、この2人がまたも接触するという事態が発生。今回は大事には至らず、アルファロメオ勢がペナルティーを科されたこともあってグロージャンが7位、マグヌッセンが8位とダブル入賞を果たすことができた。

だが、度重なるドライバーの同士討ちに業を煮やしたシュタイナーは、オランダの『Formule 1(フォーミュレ1)』に次のように語った。

「何かを変える必要がある」

「ほかにどう言えばいいか、分からないよ」

シュタイナーは、今回の同士討ちがどういう状況で発生したのか詳しい分析がまだできていないためにそれ以上のことは言えないとしつつも、次のように続けた。

「彼らが毎週のようにお互いにぶつかり合い続けることを許すわけにはいかない。我々もチームとしてこれにどう対処すべきかを検討する必要がある。こんなことを続けるわけにはいかないからね」

レース後、今回の同士討ちについて母国フランスのテレビ局から質問を受けた33歳のグロージャンは「ノーコメント」と答え、次のように付け加えた。

「これからどうなるのか様子を見よう」

しかし、一方のマグヌッセンは、非はグロージャンにあると母国デンマークのテレビ局『TV3』に次のように主張している。

「僕たちはお互いに争ってはならないと言われているわけじゃないんだ。だけど、お互いにぶつけてはならないとは非常に明確に言われている」

「僕の方はすごく一貫性があり、予測できる走りをしていたと思う。それでもロマンは僕に向かってハンドルを切ってきた。僕は何も間違ったことはしていない。あの状況を避ける必要があったのは彼の方だよ」

「僕はドライバーとしての彼をリスペクトしているし、ほかの部分においてはすべてチームメートとして一緒にうまく取り組んでいるよ。だけどこういう出来事は避けなくてはならない」

そう語った26歳のマグヌッセンは次のように付け加えた。

「僕たちはタイヤ同士がぶつかっただけで、何も問題はなかった。だけど、こんなことは本当に不必要なんだ」

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