F1第8戦フランスGP(ポール・リカール・サーキット)の決勝レースを終え、ホンダF1は次のように振り返った。
●【正式:決勝レース結果】F1フランスGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
■ホンダF1:レースレポート
厳しい戦いとなったフランスGPですが、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが今季7度目のトップ4フィニッシュを果たし、12ポイントを獲得しました。
今日もポール・リカール・サーキットは気温が上がり、暑い一日になりました。フェルスタッペンはスタートですばらしい動きを見せ、3番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)に迫ります。4番手を走行中の20周目にこの日唯一のピットストップを行いましたが、フェラーリをアンダーカットするには至りませんでした。
背後にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が迫る中、ペースを守りきったフェルスタッペンは、接近を許さずにフィニッシュ。4位入賞で今季の獲得ポイントを100まで伸ばしました。
チームメートのピエール・ガスリーは、9番グリッドからソフトタイヤでスタート。タイヤに厳しいコンディションの中で奮闘を見せると、17周目にピットインしてハードタイヤに交換。そのままフィニッシュまで走行しました。ハードタイヤで走行した第2スティント目のペースが上がらず、後でピットインしたマシンに先行を許すなど、11位でフィニッシュとなりました。(レース後の裁定により公式結果は10位)
トロロッソも、難しい戦いを強いられます。11番グリッドのアレクサンダー・アルボンは、スタートで16番手までポジションダウン。タイヤを労わって走行せざるを得ず、順位の回復が難しいままレースが進行します。それでも、25周目のピットストップまでに多くのオーバーテイクを披露しました。
ダニール・クビアトは、アルボンと反対の戦略で、ハードタイヤでスタートして残り21周までピットストップを引っ張ります。最後列からのスタートにもかかわらず、残り5周でアルボンをパスし、クビアトが14位、アルボンが15位でレースを終えました。
次戦は2週連戦となるオーストリアGP。今回アップデートを投入したPUから得られたデータを分析し、レッドブルのホームレースへと挑みます。
※ガスリーは、レース後の他車(ダニエル・リカルド/ルノー)のペナルティー裁定により10位へ繰り上がった。
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