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フェラーリも批判「今年のピレリタイヤは設計を見直すべき」

2019年06月17日(月)18:31 pm

レッドブルに続き、フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットも今年のピレリ製F1タイヤに対する不満を表明した。

先週、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、F1公式タイヤサプライヤーであるピレリが用意した2019年仕様タイヤはメルセデスに有利となるよう設計されているとの主張を展開した。

そして、今季からチーム代表としてフェラーリを率いているビノットもイタリア放送協会『RAI』に次のように語った。

「タイヤがうまく機能する範囲がつかめないと多くのチームが不満を抱えている。それによってレースもつまらなくなっていると私は思っている」

「F1のためにも、それは修正されるべきだよ」

だが、現在のF1ルールではシーズン中にタイヤの仕様を変えることができるのは安全性の課題がある場合、もしくは全10チーム中7チーム以上が変更を求めた場合に限られている。

実際のところ、コンストラクターズ・ランキングにおいて現時点でトップ3チームに次ぐ4番手に位置しているマクラーレンは今季のタイヤに満足しているようだ。

マクラーレン・レーシングCEOのザック・ブラウンはドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語っている。

「我々はそれらをかなりうまく使えていると感じているよ」

「我々も何度か驚かされた。だが、ほかのいくつかのチームよりはタイヤ理解に関する問題は少ないと私は思っている」

そうした中、ピレリのモータースポーツ責任者であるマリオ・イゾラは、2020年以降に向けてタイヤの設計コンセプトを変えることになるだろうと示唆している。

「もちろん、私はチームから寄せられるコメント全てを考慮に入れているよ。機能する範囲を広げるために積極的に取り組む必要があるのは明らかだ」

ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』にそう語ったイゾラは次のように付け加えた。

「我々は2020年と2021年用タイヤのための新たな設計に取り組んでいるところだ」

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