現在不振にあえいでいる名門F1チームのマクラーレン・レーシングだが、8月のオーナー交代に伴ってフォース・インディアのチーム副代表のポジションを失ったロバート・ファーンリーを獲得したことを15日(木)に発表した。
だが、ファーンリーはF1チームに所属するのではない。
現在60歳のファーンリーは、2019年にフェルナンド・アロンソとともに挑戦することが決まっているマクラーレンのインディ500プロジェクトの代表を務めることになる。
マクラーレンは15日に発表したプレスリリースに次のように記している。
「ファーンリーは2019年のインディ500に完全に焦点を合わせた技術チームを作り上げ、それをリードしていくとともに、マクラーレンの長期的インディカー参戦の実現可能性についての評価も進めていくことになる」
現在マクラーレン・レーシングを率いるザック・ブラウン(CEO)は、これはマクラーレンが今後F1からインディカーの方に軸足を移していくということではないと次のように語った。
「これから作り上げられるのは完全に異なるチームだ。どちらか一方に偏ることなく、我々はF1とインディカーの両方に最大限の努力を払っていくことになる」