F1最高責任者のチェイス・キャリーが、F1にベトナム人ドライバーが登場することを期待していると語った。
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F1はこのほど2020年からベトナムの首都ハノイでF1レースを開催することを発表している。
だが、F1関係者の中にはキャリーにとってF1ベトナムGP開催決定のニュースは少しばかり気まずい部分もあるのではないかと考えている者もいるようだ。
というのも、2017年にF1新オーナーとなったリバティ・メディアが最初に開催計画を進めていたのは母国アメリカでのマイアミGPだったからだ。
だが、当初2019年の開催を目標としていたマイアミのレースは地元住民による反対運動などを受け、現時点では開催実現の見込みは立って以内状況だ。
そのマイアミに代わって、リバティ・メディアが初めて実現することになったF1レースがベトナムGPとなるわけだが、キャリーはフランスの『AFP通信』に対し、アジアは実際のところF1の長期的成長戦略における基礎となる地域だと語り、次のように付け加えた。
「私としては、我々はこれまでさまざまなことに対して少しばかり短期的視点のもとで対応してきていたと考えている」
キャリーはさらに、ベトナムGPを成功させるためには地元出身ドライバーがグリッドに並べばその大きな助けとなるだろうと認め、次のように語っている。
「中国人ドライバー、アメリカ人ドライバー、女性ドライバー、ベトナム人ドライバーがいてほしいと強く思うし、そのすべてが我々の将来の一部をなすものだよ」