フォース・インディアのチーム代表を務めるオットマー・サフナウアーが、ランス・ストロール(ウィリアムズ)はチームにとって「素晴らしいドライバー」となるはずだと語った。
まだ正式に発表されてはいないものの、父親のローレンス・ストロールがチームオーナーとなったことからストロールが2019年にフォース・インディアへ移籍することは公然の秘密となっている。
つまり、フォース・インディアはセルジオ・ペレスとストロールというドライバーラインアップで2019年シーズンを戦うことになる。
19歳のカナダ人ドライバーであるストロールについて質問されたサフナウアーはブラジルの『Globo(グローボ)』に次のように語った。
「まだ彼のことはあまりよく知らないんだ。だが、外部から見る限り、彼はいい仕事をしているよ」
「昨年一緒にやっていたフェリペ・マッサとは3ポイント差で終えているし、フェリペは2008年には残り半周の時点までF1チャンピオンの座にいたドライバーだ」
「そして今年はセルゲイ・シロトキンがウィリアムズに加わったが、誰もが彼は予選ですごく早いと私に言っていたよ。だが、ランスは彼を打ち負かしている。すべてのことが、我々は素晴らしいドライバーを迎えるのだと示しているよ」
ちなみに、今季ここまでに行われた19レースの予選におけるシロトキン対ストロールの結果は11勝8敗でシロトキンの方がリードしている。サフナウアーが言わんとしたことは、圧倒的に予選で速いだろうと言われていたシロトキンに対してストロールが予想以上に勝利しているということだろう。
なお、獲得ポイントという観点から見れば、ここまでに6ポイントを獲得したストロールが1ポイントのシロトキンをリードしている。
「彼はまだすごく若いが、我々も彼の成長を手助けしていくことになる。我々はこれまでにもニコ・ヒュルケンベルグ(現ルノー)、ポール・ディ・レスタ、ジュール・ビアンキといった若手ドライバーを鍛えてきているし、そのノウハウは有しているよ」
そう続けたサフナウアーは次のように付け加えた。
「我々は若手ドライバーの能力を引き出すことができるし、ランスに関してもそれは同じだよ」