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【ウィリアムズ】ストロールの後任候補筆頭はクビサ

2018年09月11日(火)5:15 am

ウィリアムズF1チームのチーム副代表を務めるクレア・ウィリアムズが、フォース・インディアへ移籍することがほぼ確実となっているランス・ストロールの後任はロバート・クビサになる可能性が高いと認めた。

新オーナー誕生によってチーム消滅の危機をまぬがれたフォース・インディアだが、その新オーナーというのがストロールの父親であるローレンス・ストロールであり、ストロールは早ければ今週末に行われるF1第15戦シンガポールGPからフォース・インディアに移籍する可能性もあると言われている。

■クビサにF1復帰の可能性

こうしたうわさについて質問されたクレアはドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように答えた。

「それがいつになるのかは分かりませんが、恐らくランスはチームを去ることになるでしょう」

「ランスとローレンスの幸運を祈りたいと思います。ですが、これはひとりのドライバーがウィリアムズを去り、ほかのドライバーがその後を継ぐというだけの話です」

「もし本当にランスが去ることになれば、どちらかと言えば、ロバートが彼の後任になる可能性が高いでしょうね」

確かに、2011年のF1シーズン開幕前に起きたラリーでのクラッシュで大けがを負い、その後懸命のリハビリを続けて今季ウィリアムズのリザーブドライバーを務めるまでに至ったクビサが現時点では最有力候補となるのは確かだろう。

■さらなる資金難に直面するウィリアムズ

だが、慢性的な資金難に苦しむウィリアムズには、もしスポンサーマネーを持ち込むことができるドライバーがいれば、そちらを優先せざるを得ないという台所事情もある。

これまでウィリアムズに資金を持ち込んでいたストロールファミリーがいなくなることに加え、現在タイトルスポンサーを務めている酒造メーカーのマルティニも今季限りでF1活動から撤退することが決まっている。

さらに、ウィリアムズはこれまでフォーミュラEにバッテリーを独占供給していたが、その契約も失ってしまっており、これまで以上の苦境に立たされることは間違いのない状況となっているためだ。

■ペイドライバーなしで目標達成は困難

「現代のスポンサーシップ状況からすれば、独立チームが資金を持ち込めるドライバーなしで目標に到達することは簡単なことではないのです」

そう続けたクレアは次のように付け加えた。

「より多くの経験を持つドライバーと契約できるよう財政面にも懸命に取り組んでいます。それが2019年に向けた目標のひとつです」

■複数のスポンサー候補と交渉中

マルティニに代わる新たなタイトルスポンサーは見つかりそうかと質問されたクレアは次のように答えている。

「私たちはいくつか突っ込んだ交渉を行っています。しかし、メインスポンサー1本に絞るか、あるいは複数のパートナーを持つという解決策をとるか、まだはっきりとはしていません」

「しかし、必要とする資金調達ができるという自信はあります」

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