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ブエミのトロロッソ復帰実現の可能性は?

2018年09月10日(月)19:27 pm

2009年から2011年までトロロッソで戦っていたセバスチャン・ブエミが再びトロロッソのドライバーとしてF1に復帰するのではないかとうわさされている。

これはブエミがイタリアのファエンツァにあるファクトリーでF1マシンのシート合わせを行ったことをトロロッソがツイッターで紹介したためだ。

■今季中にもブエミがトロロッソ復帰?

レッドブルの育成ドライバーとしてトロロッソからF1デビューを飾ったものの、結局レッドブル昇格がかなわなかったブエミは、現在もレッドブルのリザーブドライバーを務めるかたわら、フォーミュラEやWEC(世界耐久選手権)に戦いの場を移している。

トロロッソではピエール・ガスリーが来季レッドブルに昇格することが決まっているが、ブレンドン・ハートレーはここまで期待にそぐわない結果しか残せていないことから、2019年のシートについてはまだ2つとも確定していない状況だ。

そうした中、先週ブエミが2018年型トロロッソF1マシンでシート合わせを行ったことが明らかになると、今シーズン中にもハートレーに代わってトロロッソのステアリングを握る可能性があるのではないかとのうわさもささやかれるようになっている。

■少なくとも今季中の復帰はない

だが、トロロッソを率いるチーム代表のフランツ・トストは、ブエミが少なくとも今季トロロッソのドライバーを務める予定はないとドイツの『Blick(ブリック)』に次のように語った。

「今年は我々がセバスチャンを使う計画はないよ」

また、レッドブルとトロロッソのドライバー決定に関して大きな役割を担っているヘルムート・マルコ(レッドブル/モータースポーツアドバイザー)は、今週末に行われるF1シンガポールGP(16日決勝)でブエミに会う予定になっていることを認め、次のように語った。

「我々は最近、ブエミとシミュレータードライバーとしての契約をもう1年更新したばかりなんだ。そして、シンガポールでは彼と話し合いをすることになっている」

「だが、土曜日(15日)には彼はフォーミュラEのテストのために戻らなくてはならないんだ」

■シート合わせの真相は?

29歳のブエミがトロロッソに復帰するのではないかとのうわさについて質問されたマルコは、「すべて推測だし、なんでもないことを大騒ぎしているんだ」と答え、次のように付け加えた。

「ブエミは確かに話題には上ったよ。だが、彼はほかのシリーズとの契約があるし、残念ながらトヨタ(WEC)が常にカムバックの妨げになっていた」

一方、トロロッソがわざわざうわさになることを知りつつ、ブエミがシート合わせを行ったことをツイッターで発表したのは、実は今季なかなか結果が出せないハートレーに対してプレッシャーをかけるためではないかとの推測もあるようだ。

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