マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、フェルナンド・アロンソが2018年にF1とかけもちでWEC(世界耐久選手権)にも参戦することにした判断を支持すると語った。
今季、マクラーレンはアロンソがF1とWECの両カテゴリーへ参戦することを認めたが、これは現場でF1チームを預かるブーリエではなく、マクラーレン・グループを率いるエグゼクティブディレクターのザック・ブラウンが最終的にゴーサインを出したものだと考えられている。
だが、本当はアロンソがWECに参戦することを好ましく思っていないのではないかと尋ねられたブーリエは、母国フランスの『L’Equipe(レキップ)』に次のように主張した。
「いや、私はそれを支持しているよ」
とはいえ、F1とWECをかけもちすることになるアロンソにとって、今年はかなり身体的にも過酷なものとなるのは間違いないだろう。
例えば、WEC最大のイベントである有名なル・マン24時間レースが行われる6月から7月にかけて、アロンソは5週連続でレースに臨まなくてはならなくなる。
だが、ブーリエはアロンソであれば大丈夫だと考えている。
「フェルナンドはそうしたことに準備することができるプロのスポーツマンなんだ」
そう主張したブーリエは、次のように付け加えた。
「昨年、フェルナンドは34回の週末にレースをしていたよ。カートやそのほかのシリーズに名前を変えて出ていたんだ」