F1はFIA(国際自動車連盟)と『グリッドキッズ』と呼ばれる新たなパートナーシップを締結し、レース前の式典に若者が参加することになると発表した。
各国のASN(FIA公認の国内連盟=日本はJAF)とプロモーターは、将来性のある若者とその家族をグリッドに立たせ、レース週末の中でもエキサイティングな時間を提供するとしている。
20人のF1ドライバーの隣でグリッドガールの代わりにパネルを持つことになるグリッドキッズは、カートやジュニアフォーミュラEで戦っている中から抽選で選ばれる。
■ショーン・ブラッチス「次世代のF1ヒーローたちに良い経験を」
F1商業部門マネージングディレクターのショーン・ブラッチスは次のように語った。
「これは若者たちにとって特別な瞬間になるはずだ。彼らはヒーローのそばに立って、モータースポーツ界のエリート中のエリートたちがレースの準備をするのを見ることができ、彼らのすぐそばでスタート前の貴重な数分間を経験することを想像してみて欲しい。彼らと家族にとって、忘れられない経験になるだろう。いつか彼ら自身がそこにいることを夢見ることができ、ドライビング、トレーニング、学習を継続するインスピレーションになる。次世代のF1ヒーローたちを奮起させる良い方法だ」
■FIAジャン・トッド会長「将来のF1チャンピオンたちの夢を近づける」
「F1はモータースポーツの頂点で、F1への道はカートからFIAシングルシーターへと続くピラミッド構造になっており、若手レーサー全員の夢だ。したがって、将来のF1チャンピオンたちに、レーススタートまで彼らのヒーローと並ぶ機会を与えることでその夢を少し近づけることができる。幅広い活動を行うFIAにとって、これは優れたイニシアチブであり、各国のシリーズに参加する若者にユニークな報酬を提供することで、世界中のモータースポーツを成長させようとしている各国のASNの助けとなるだろう」