パスカル・ウェーレイン(ザウバー)が今月27日(月)からバルセロナで開始される最初のF1公式シーズン前テストを欠場し、フェラーリの控えドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィがその代役を務めることが確定的なようだ。
昨年マノーでF1デビューを果たし、今季ザウバーへと移籍した22歳のウェーレインだが、1月にマイアミで行われたROC(レース・オブ・チャンピオンズ)でのレース中にクラッシュし、首にけがを負ったと伝えられている。
そして、スイスの『Blick(ブリック)』紙が16日(木)に報じたところによれば、ウェーレインは依然として医師からテスト参加許可が下りておらず、ザウバーでは今週、パワーユニットの供給を受けているフェラーリに所属するジョビナッツィを代役に立てるべく、スイスのファクトリーでシート合わせが行われたという。
そして、ジョビナッツィの母国イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』も、2016年のGP2シリーズをランキング2位で終えたジョビナッツィがウェーレインの代役としてバルセロナで行われるテストに参加することは間違いないと報じている。
「正式な発表はまだ保留されているが、うわさは事実だと確認された」
そう伝えた『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、次のように付け加えている。
「フェラーリの第三のドライバー(ジョビナッツィ)が、バルセロナ近郊のサーキットで4日間にわたって行われる最初のテストのうち2日を担当することになる」