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ピレリ、2017年F1シーズンに向けて予備コンパウンドを用意

2017年02月17日(金)16:45 pm

F1公式タイヤサプライヤーのピレリは、2017年シーズンを迎えるにあたり、5種類の予備コンパウンドを用意しているようだ。

■2017年仕様F1タイヤ開発はシミュレーション頼み

今季はこれまでよりも幅が広く、性能低下が発生しにくいF1タイヤが導入されることになっている。それに加え、そのタイヤを装着するF1カーもこれまでよりもダウンフォースが強められたものとなる。

だが、ピレリのモータースポーツ責任者であるポール・ヘンベリーは、その新たなレギュレーションにうまく対応できるタイヤを設計するには、これまでに行われたテストだけでは不十分だとドイツのテレビ局『RTL』に次のように語った。

「修正が施された2015年型車でも今年のダウンフォースをシミュレートすることはできなかった。それゆえ、我々はシミュレーションを頼りにするしかなかったんだ」

「我々にとって最も大変なのは、まだ新車(2017年型車)にお目にかかっていないということだ。我々のデータが現実と一致しているかどうかが分かるのは恐らくメルボルン(F1開幕戦オーストラリアGP)の土曜の夜になるだろうね」

■5種類の予備コンパウンドを用意

さらに、ピレリのレーシングディレクターを務めるマリオ・イゾラも次のように続けた。

「最初の5レースでは、我々は基本とするコンパウンドを使うことになる」

「それらはテストやシミュレーションから得られた情報を基本として開発したものだ」

そう述べたイゾラは、次のように付け加えた。

「だが、いくつかの要素に関しては予想することが難しい。だから、サーキットでの本当のデータが我々がシミュレートした結果と一致しないときに備えて、5種類の予備コンパウンドを準備しているよ」

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