先週末に行われたF1モナコGPではレッドブルのミスもあり、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが今季初優勝を飾った。
【結果】F1モナコGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
ハミルトンにとって今回のモナコでの勝利は昨年の第16戦アメリカGP以来9レースぶりのことだった。
■担当メカニックが大幅に入れ替わっていたメルセデスAMG
今回の勝利は、ハミルトン本人ばかりでなく、彼を担当するエンジニアやメカニックたちにとっても今後に向けて大きな勢いとなったのは間違いないだろう。
今シーズンを迎えるにあたり、ハミルトンとロズベルグの担当メカニックの入れ替えが行われており、昨年までロズベルグを担当していたメカニックたちも今年は大勢がハミルトンの担当に移っている。
そうした中、これまでハミルトンのほうに信頼性の問題が多発してなかなか勝てなかったことで、チーム内の不和による陰謀説などもささやかれていたほどだ。
■ハミルトン担当メカニックもこれで一安心
モナコGPを勝利で終えたハミルトンは次のように語った。
「これは僕のメカニックたちにとってもいい後押しになると思うよ。みんなずっと不安に感じていたからね。ガレージの別の側から来てF1チャンピオンのクルマを担当するのは楽なことではないからね」
メルセデスAMGを率いるトト・ヴォルフ(ビジネス担当エグゼクティブディレクター)も今回のモナコでの結果に満足しているようだ。
「ここまでずっとルイスにとっては厳しいレースが続いていた」
そう述べたヴォルフは、次のように付け加えた。
「だが、その困難な時期を共に乗り越えることができれば、チーム内の人間関係もまったく新たなレベルへと上昇するからね」