今年23年ぶりに復活した伝説的F1コンストラクターであるマクラーレン・ホンダだが、ここまでのところは目を覆いたくなるような悲惨な成績にとどまっている。
3度目のF1タイトル獲得を期待してフェラーリから移籍してきたフェルナンド・アロンソも、予想以上の進歩の遅さに、いまや忍耐の限界にきているようだともうわさされている。
だが、現在のF1で最強を誇るメルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターを務めるトト・ヴォルフは、ホンダばかりでなく、ルノーも、そう遠くないいうちに好敵手となるだろうと考えている。
ヴォルフは、次のように語った。
「F1には金で買えないものがひとつだけあるんだ。それは時間だよ」
「だから、彼ら(ホンダとルノー)も、しっかりとした予想を立て、正しいゴールを設定することが必要なんだ」
そう語ったヴォルフは、次のように付け加えている。
「だが、2年後には、ルノーとホンダが競争力を持ってくると確信しているよ」