マノー・マルシャは今後、マシンのカラーリングを変更するかもしれない。
同チームから開幕3戦に出場した新人ドライバーのロベルト・メリーは、チームもドライバー自身も認めるとおり2015年シーズン全戦の出場を約束されていない。
そのような事情からメリーは、F1と平行して今季フォーミュラ・ルノー3.5シリーズにエントリーしている。
ところが上海でスポーティング・ディレクターのグレアム・ロウドンにメリーの処遇を聞いたところ、こんな答えが返ってきた。「(メリーの)F1全戦出場に支障はない」
開幕戦オーストラリアGPでエンジンに火さえ入れられなかった彼らは、そのままメリーとウィル・スティーブンスを起用し続けて、第2戦、第3戦と大きく飛躍した。
11日(土)に行われた第3戦中国GPの予選では、グリッド最後方ながらスティーブンスもメリーも余裕で107パーセントのバリアを突破した。
メリーはこの日、スペイン『AS』紙にこう話している。「マレーシアGPでは無理だった107パーセントをクリアしたよ」
12日(日)の決勝では、スティーブンスが2週遅れで完走を果たしている。
今まで実質的に旧マルシャのカラーリングを踏襲してきた彼らだが、中国とバーレーンの連戦を乗り越えれば、晴れてマシンカラーの一新に取りかかれそうだ。
ドイツ『Speedweek(スピードウィーク)』の報道によると、新色のデビューは5月の第5戦スペインGP(5/8-10)になるとみられる。