F1第3戦中国GPでも苦しい戦いを強いられたマクラーレン・ホンダだが、ドライバーは前向きなコメントを続けている。
マクラーレンは予選でまたもやQ1敗退に終わった。古巣フェラーリのセバスチャン・ベッテルは予選で3番手を獲得したが、フェルナンド・アロンソは移籍を後悔していないと強気な態度だ。
「今楽しんでいる人たちは、3番手で(メルセデスAMGに対して)1秒後れだ」
「彼らは僕に勝っているけれど、メルセデスAMGには勝っていない。それこそが僕の最終的な目標なんだ」
チームメートのジェンソン・バトンも、楽観的な態度を失っていない。
「メルセデスAMGに挑むには、メーカーでなければ無理だ」とバトン。「それこそがマクラーレン・ホンダのパートナーシップの意義だよ」
バトンは、2015年中に優勝することはないかもしれないが、チームは1レースごとに大きく前進していると話す。
「1レースでコンマ1、2秒といった程度じゃないんだ」
このバトンの言葉にアロンソも同意している。
「僕たちは5秒あった差を3.5秒へ、さらに2秒へと縮めている。日々問題を解決し、ラップタイムを見いだしているんだ。このプロセスを楽しんでいるよ」
「2か月後には、自分たちの成し遂げたことを誇りに思えるようになっているはずだ」
中国GP決勝でマクラーレンは初めて2台そろって完走を果たし、アロンソが12位、バトンが13位(その後ペナルティで14位に降格)と、ポイント圏内にあと一歩のところまで迫っている。