2人のスペイン人が離脱したフェラーリに、別のスペイン人が加わったと報じられている。
離脱したスペイン人とは、もちろんリードドライバーであったフェルナンド・アロンソ(現マクラーレン)と、シミュレーター開発を担当していた元F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサのことだ。
だが、イタリアやスペインのメディアが伝えたところによれば、少なくとも1人のスペイン人が新たにイタリアの名門チームであるフェラーリに加入したようだ。
その人物とはかつてスーパー・アグリやBMWなどのF1チームで活躍していたトニ・クケレーヤだ。クケレーヤはその後スペインチームとして立ち上げられたヒスパニア・レーシング(HRT)に移籍したが、HRTが破たんした後はDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のBMWチームに所属していた。
だが、今回そのクケレーヤがF1に、しかも最も有名なチームから復帰することになったようだ。伝えられるところによれば、クケレーヤは、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンのレースエンジニアを務めるリチャルディ・アダミとデーブ・グリーンウッドを監督するポジションに就くという。
ちなみに、ライコネンの担当エンジニアとなるグリーンウッドは、昨年経営破たんに陥ったマルシャでチーフエンジニアを務めていた人物であり、彼もまたフェラーリでは新顔ということになる。