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ファンドールネ、叶うかF1ドリーム

2015年01月21日(水)7:33 am

マクラーレンの若手ドライバー育成プログラムから昨年、同チームの正選手になったケビン・マグヌッセン。ところが、わずか一年でシートを降ろされた。それでも同僚のストッフェル・ファンドールネは、希望を胸にチャンスを待っている。

ベルギー人のファンドールネがマクラーレンの若手ドライバーになったのは2013年。目指すはもちろん、マグヌッセンに続いてのF1昇格だ。

マクラーレンは2015年、ホンダとの提携を開始するにあたってフェルナンド・アロンソをフェラーリから招へい、ベテランのジェンソン・バトンと組ませた。マグヌッセンは、そのあおりを受けたのである。

その結果、彼は控えに回ることになった。ファンドールネが今年、手に入れてもおかしくなかったポジションである。昨年、F1直下のGP2選手権で総合二位となり、資格は十分だ。

おかげで、マグヌッセンと同い年で22歳のファンドールネは、もう一年GP2を戦うハメに。

「単刀直入にいおう」とベルギーの日刊紙『L'Avenir(ラヴェニール)』に話すファンドールネ。「僕がほしいのは(GP2の)タイトルだけだ」

マグヌッセンの降格はファンドールネの目標に暗い影を落としかねないが、クヨクヨ考えてもしょうがないと彼はいう。

「自分ができることに集中するよ。それはGP2だ」「その他はマクラーレンと僕のマネージメントに任せている」

「もしタイトルを取れたら、来年(2016年)に弾みがつくだろう」

ただファンドールネは、マグヌッセンの降格によって、近い将来F1のグリッドにつくという彼自身の夢がかえって近づくかもしれないとも考えている。

「(マグヌッセン降格は)僕に何の変化も及ぼさない。おそらくシミュレーターに乗る時間は同じだろうし、今もチームと密接に関わっている」

「それと、マグヌッセンが一歩下がって、僕にはチャンスかもしれない。みんな承知のとおり、一年だけの表舞台から引き下がってしまったら戻るのはすごく大変だからね」

「もし(GP2の)タイトルが取れたら、僕の立場は変わる」

「もちろん自分に自信は持っているが、F1は複雑な世界だ。タイトルは何の保証にもならない。それでも、必死で頑張るのが当たり前だ」

「たとえバトンとアロンソがこのままマクラーレンに残っても、もしホンダが他のチームにエンジンを供給すれば、2015年の先にチャンスが巡ってくるかもしれない」と語るファンドールネだった。

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