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ベッテル、来季所属チームを明かさず

2014年10月10日(金)7:05 am

一週間前、俗に「シリー・シーズン」と呼ばれるドライバー移籍市場は、かなり明確になったようにみえた。

セバスチャン・ベッテルがレッドブル脱退を表明したからだ。そして所属チームも含め、誰もがベッテルはフェラーリに行くものと思い込んだ。

ところが、そこからパッタリと発表は止んでしまった。

F1第16戦ロシアGPの公式スケジュール初日の9日(木)になっても、フェラーリは口をつぐんだままだ。

そしてベッテルも同様である。

「新たに何かいうことはない」と、ソチで報道陣の質問に答えるベッテル。「いずれ近いうちにアナウンスできればいいと思っている」

「それが明らかになりさえすれば、なぜ僕が待たなければならないのか、賢明な皆さんなら理由を分かってもらえるだろう」と、ベッテルはいう。

こうしたベッテルのコメントは、先週のF1第15戦日本GPに端を発する衝撃的な「シリー・シーズン」のうわさを受けてのものだ。

ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、マクラーレンと契約を交わすために英ウォーキングの本拠地を訪れたといわれている。同チームは否定するが、同時に、ベッテルの行き先はもしかするとフェラーリではないのではとの話もある。

マクラーレンの来季ラインアップはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とベッテルとする報道もあるぐらいだ。

ちょうど一週間前、F1日本GPの舞台、鈴鹿サーキットでフェラーリのうわさについて記者団に囲まれたベッテルは、次のように話していた。「この二、三年、常にうわさがついて回っている。特にこの時期はね」

「もしかすると、うわさにかけては(マクラーレンの)ジェンソン(バトン)のほうが多いかも。来年の彼はチームメートが17人ぐらいに増える勢いだよ」

「数週前は、僕もその一人だった。来週また、その中に加わるかもね」

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