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ザウバー車輌軽量化、得するドライバーはどちら？

今週末のF1第5戦スペインGPで軽量化車輌を投入するザウバー。ドイツ『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』誌によると、FIAが定める最低重量で走れるのは一人のドライバーだけだ。

V6ターボエンジン初年度の今季、フェラーリ製ユニット搭載のザウバーC33はかなりの重量超過で、開幕から苦しい戦いが続いている。そこでチームは、スペインGPを前に「車重を大きく減らした」最新型を走らせると発表。

『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』のミハエル・シュミット記者は、10kgから15kgの減量と伝えている。

ところがFIA規定の最低重量692kgを下回る新型マシンを投入しても、もともと小柄なエステバン・グティエレスが相変わらず有利だ。

グティエレスの体重は60kgにも満たない。それに比べ、チームメートのエイドリアン・スーティルは少なくとも15kgは重いといわれている。

だが、バランスを最適に保つバラストなしで走らざるを得ないにしろ、スーティルもマシン軽量化の恩恵を受けると見られる。シュミットの報告によると、一周あたりコンマ数秒速くなるという。