レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、今週末に開催されるF1マレーシアGP(30日決勝)と翌週に行われるバーレーンGP(4月6日決勝)においても、再び燃料流量に関する議論が起こる可能性を否定しなかった。
レッドブルのダニエル・リカルドは、開幕戦のオーストラリアGPにおいて2番手でゴールしたもののレース後に失格処分を受けた。これに対してレッドブルは控訴を行ったが、その審議は今週から2週連続開催されるレースが終わってから行われることになっている。
ホーナーは26日(水)に、自分たちはオーストラリアGPではFIAの競技委員長であるチャーリー・ホワイティングから受けた助言に従わなかったものの、レギュレーションに記された数値を厳密に守っており、何も間違ったことはしていないと確信していると語った。
さらに、『Telegraph(テレグラフ)』には、ほかのチームの姿勢に疑問を投げかけるホーナーのコメントも掲載されている。ホーナーによれば、F1各チームは、FIAの認可を受けた燃料流量センサーを「何百個」も購入し、その中から一番よい計測結果を示すものを選びださなくてはならない状態だという。
さらに、ホーナーはイギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』にも次のように語った。
「控訴の審議が始まる前に行われるマレーシアとバーレーンのレースでも、さらに議論が起こる可能性も残されている」
「誤差を生じずに、うまく機能するセンサーであることを期待しているよ」
そう語ったホーナーは、次のように締めくくった。
「もし(測定数値に)誤差があるようなら、我々としては恐らくFIAと話し合うことになるだろうね。そういう姿勢で臨むのは多分我々だけではないと思うよ」