メルセデスAMGは28日(木)、チーム代表ロス・ブラウンの辞職を発表した。
マスコミに向けての声明でブラウンは、メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフと同チームの技術責任者パディ・ロウにチーム運営を「託すことに決めた」と語った。正式なチーム離脱は今年のおおみそかになる。
ブラウンは、メルセデスが2010年にチームを買収する以前から同チームの代表を務めてきた。
しかし、今年6月に元マクラーレンのテクニカルディレクターであるロウがメルセデスAMGに加入して以来、常々ブラウンの後継者候補と目されていた。
「何とかこのままロスとやって行きたくて、我々は長い時間をかけて話し合ってきた」と話すのは、同チームのニキ・ラウダ会長だ。「だが、一度心に決めたものを変えろというのは、しょせん無理だ」
ブラウンの次なる動きは不明だが、数ヶ月のオフを取ったのち、2015年からマクラーレンにエンジンを供給するホンダでF1に復帰すると言われる。
一方で、先週末のF1最終戦ブラジルGPでフェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリと話し込む姿も目撃されている。