メルセデス・ベンツ日本は、中核モデルのEクラスに世界最高水準のクリーンディーゼルエンジンを搭載した「E350 ブルーテック・アバンギャルド(セダン/ステーションワゴン)」の納車を19日(金)から開始したと発表した。価格はセダンが798万円、ステーションワゴンが833万円。
このモデルに搭載されるディーゼルエンジンは、世界で最もクリーンだとされるディーゼル排出ガス処理システム「ブルーテック」が採用されている。これは、排出ガスに尿素水溶液「アドブルーR」を噴射することにより化学反応(還元作用)を発生させ、有害な窒素酸化物(NOx)を大幅に削減する尿素SCRを採用することで優れた環境性能を実現するもの。
さらに、「E350ブルーテック・アバンギャルド」に搭載される新型3.0リッターV型6気筒ブルーテックエンジンは、圧縮比の変更、エンジンマネジメントの最適化等の改良が施され、最高出力252PS/185kW(従来モデル比+41PS/+30kW) 、最大トルク620Nm(従来モデル比+80Nm)と大幅にパフォーマンスを向上。日本市場で販売されるディーゼルエンジンの中で最高のエンジン出力を達成しつつ、可変エンジンマウントが採用されたことで優れた静粛性も実現している。
加えて、ECOスタートストップ機能が追加され、セダンで18.5km/L(JC08モード)と従来モデルに比べ約50%の燃費向上を実現し、セグメントナンバー1となる燃費性能を達成。セダン、ステーションワゴンともに「平成27年燃費基準+20%」を達成し、新エコカー減税(重量税、取得税 免税)対象車となる。
こうしたエンジン性能・環境性能の向上に加え、最新の安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」など魅力的な装備も追加しつつ、価格は従来モデルから据え置きとされている。