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これ以上の変化はマイナスになるとメルセデスAMG

2013年05月07日(火)0:19 am

メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンが、親会社のメルセデス・ベンツに対し、大きな変化がこれ以上続くと、チームのパフォーマンスが下がる結果になると警告している。

長年マクラーレンで技術責任者を務めたパディ・ロウが、情報漏えいを防ぐための「ガーデニング休暇」に入っているが、2014年にはブラウンにかわってメルセデスAMGでチーム代表に就任するのではないかと見られている。

すでに昨年末、メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者だったノルベルト・ハウグが退任し、新たな株主として、トト・ヴォルフと元F1チャンピオンのニキ・ラウダがチーム首脳に就任している。今後さらに、イギリスにあるチーム本拠地で人事異動が行われるのではないかとうわさされている。

しかしブラウンは、大きな変化がこれ以上続けば、チームにとってマイナスになると述べていると、スポーツサイト『Sporting Life(スポーティング・ライフ)』が伝えた。

「常に進歩しようと目指さなければならない…今あるものを損なわずにだ。非常に簡単なことだよ。ほんの少しずつ進化させるんだ」

今年メルセデスAMGは、昨年までより良いマシンを作り上げ、F1第3戦中国GPと第4戦バーレーンGPで、2戦連続ポールポジションを獲得している。これは、1年前にエンジニア部門で大きな変化があった結果だ。

「当時、あの変更があって、その時は非常に痛かった。それが、昨シーズン後半の成績が悪かった理由のひとつだ」

「今は、非常に士気の高い集団になった。スタッフが必要とするものを整え始めようとしている」

「そこに上乗せし、進歩するよう調整することはいつでもできる。だが、すでに持っているものを損なってはだめだ」とブラウンは話している。

次のF1スペインGP(5月12日決勝)は、2013年のヨーロッパラウンドの開幕となり、大半のチーム同様、メルセデスAMGも、そこで改良パッケージを明らかにすると思われる。

ブラウンは、その変更がすぐに優勝につながると期待するべきではないと話している。『The Sun(サン)』が次のようなブラウンのコメントを伝えた。

「われわれのドライバーは2人とも、あのマシンで、土曜日に2回、ああいう結果(予選でポールポジション獲得)を出した」

「だが、まだ決勝で最も強いマシンにはなっていないと思っている」

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