昨年度赤字を計上したウィリアムズであるが、その赤字は改善に向かうと主張している。
先日、フランクフルト証券取引所に上場するウィリアムズが、昨年度の税引き前損失が800万ドル(約7億8000万円)にふくれ上がったことを明かした。
しかし、ウィリアムズのスポークスマンを務めるジェームズ・フランシスは、財務報告書にはF1からの収入1500万ドル(約14億7000万円)が含まれていないと主張した。
イギリスのタブロイド紙『Oxford Mail(オックスフォード・メール)』に対して「この数字(F1収入の1500万ドル)を算入した場合、損失は利益へと転じる」とフランシスは強調しつつ次のように続けた。
「(2011年と比較すれば)利益は少ないと言える。しかし、これは多額の投資の結果だ」
そしてフランシスは、シーズン中に新たな研究開発部門の立ち上げが予定されていることを付け加えた。
今シーズン、4戦を終えていまだにノーポイントという結果のウィリアムズ。チーム代表フランク・ウィリアムズは「たどり着くべき場所にこのチームが到達するには、まだまだ道のりは遠い。しかし、過去数シーズンから重ねてきた改善が功を奏しているのは明らかだ」と力強く締めくくった。