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ミハエル・シューマッハの引退を予想する母国ドイツ

2012年05月18日(金)11:01 am

ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)の母国であるドイツでは、国民の半分以上が、2012年をもってシューマッハは引退すると考えているようだ。

通算91勝という偉業を成し遂げ、2006年に引退したシューマッハ。その後3年のブランクを経て、2010年に現メルセデスAMGからF1への復帰を果たした。なおチームとの間には、2012年までの契約が交わされている。

ドイツの『SID通信』は、調査会社プロミットに対して、シューマッハが今シーズン限りで引退すると思うかを問う世論調査を依頼した。この調査では、55.4%の人が「引退するだろう」と回答し、その一方で「もう1シーズン参戦すべきである」と答えたのは26.2%にとどまった。

F1最多記録である7度のタイトル獲得など、数々の功績を残してきたシューマッハであるが、今シーズンは5戦中ノーポイントが3回と成績は芳しくない。ちなみにポイントを獲得したレースはマレーシアGPとバーレーンGPの2つであり、どちらもわずか1ポイントにとどまっている。

そんなシューマッハとは対照的に、チームメートであるニコ・ロズベルグは好調だ。優勝した中国GPから3戦連続で入賞を果たしている。これまでの合計ポイントも、シューマッハの2ポイントに対して、ロズベルグは41ポイントだ。

こういった状況について、イギリス紙『Telegraph(テレグラフ)』の記者トム・キャリーは、「まだ(彼が)どうなるかは分からない」と書き、こう続けた。

「ペース自体はそれほど悪くはないし、シーズン開始時は非常に良いスタートを切った。確かにいくつかのレースでは不幸に見舞われたと言えるだろう。例えば中国GPにおいては、2番手を走っていてたくさんポイントを獲得できたはずなのに、ホイールが外れてしまった」

「その一方で、ホイール・トゥー・ホイール(接近戦)のレースでミスを犯している。しかし、それなりのレースをするか、あるいは勝利を手にすることができれば、彼の姿を(2013年も)見続けることが可能だろう」

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