ベテランドライバーのヤルノ・トゥルーリ(ケーターハム)は、キミ・ライコネン(ロータス)が2012年シーズン、すぐに現在のF1に馴染むことはないと予想している。
マクラーレンやフェラーリといったトップチームで通算18勝を挙げ、2007年には念願のF1ワールドチャンピオンとなったライコネンは2009年シーズン終了と共にF1からの引退を表明した。それ以降はWRC(世界ラリー選手権)やNASCAR(アメリカで人気のレースカテゴリー)といったレースカテゴリーに挑戦していたが、今年からロータスのドライバーとして2年ぶりにF1の舞台に戻って来る。ライコネンの実績や人気から周囲は大きな期待を寄せている。
しかし、2012年はF1に参戦を開始してから通算16シーズンとなるベテランのトゥルーリは、ライコネンがすぐにかつてのような速さを取り戻せるという考えに対して懐疑的だ。トゥルーリは「キミにとって再びF1マシンに馴染むのは容易ではないはずだ。特にシーズン開幕直後、キミが速さを見せるとは思えない」と『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙に語っている。