F1第16戦シンガポールGP(マリーナベイ)の決勝レースが行われ、アルファタウリF1はジョディ・エジントン(テクニカル・ディレクター)が次のように振り返った。
●【2023F1第16戦シンガポールGP】決勝レースと全セッションの結果・開催スケジュール
アルファタウリF1はリアム・ローソンが初のシンガポールGPを戦い抜いて9位に入賞、F1初ポイントを獲得した。一方、角田裕毅はオープニングラップでセルジオ・ペレス(レッドブル)とクラッシュしてリタイアしてしまった。
■ジョディ・エジントン(アルファタウリF1、テクニカル・ディレクター)
スターティンググリッド:10番手、15番手
決勝レース:9位、リタイア
「いつものようにシンガポールは一筋縄ではいかず、1周目で1台になってしまった。ユウキ(角田裕毅)は自分の過失ではない接触によるダメージでリタイアしなければならず、金曜日のロングランでは力強いペースを見せていただけに残念だった」
「レースはすぐに落ち着き、リアム(ローソン)はハースの後方でトレインの中で走り、ピットウィンドウが開くのを待っていた。セーフティカーが導入されると、大半のマシンと同じようにハードコンパウンドのタイヤに交換した。しかし、ヒュルケンブルグをかわしたものの、ピアストリにはかわされ、同じトレインで走行することになり、最後にピットインした時点でポイント獲得圏内に浮上した」
「それ以降、リアムはタイヤマネージメントをうまくこなし、可能な限り動いて安定したラップタイムを刻んでいった。彼は何台ものマシンを相手にディフェンスし、力強い走りでポイント圏内をキープしてF1初ポイントを獲得したんだ」
「ファエンツァとビスターの全員が、このアップデートを提供するために全力を尽くしてきた。今晩のポイント獲得は、ファクトリー、コースサイド、ドライバーの多大な努力に報いるものだよ。とても忙しい週末だったが、私たちはみんな日本を楽しみにしているし、このアップデートとそれに続くエアロパーツからパフォーマンスを引き出すために次のステップに進むことを楽しみにしているよ」。