アルファタウリのチーム代表を務めているフランツ・トストが完全にF1の世界から身を引くことになるのはもう少し先のことになるかもしれない。
■今シーズン後にチーム代表を降りるフランツ・トスト
世界的エナジー飲料メーカーである『レッドブル』が所有する2つ目のF1チームであるアルファタウリだが、4月下旬にトストが2023年シーズンいっぱいでチーム代表のポジションから降りることが発表された。
2024年からは、現在フェラーリのレーシングディレクターを務めているフランス出身のローラン・メキースがそのあとを継ぐことになっている。
「去るべき時なんだ。私は67歳だからね」
そう語ったトストは次のように付け加えた。
「私よりずっといい仕事ができる人たちに引き継ぐ時がきたのだと思っているよ」
■レッドブルからは新たなオファーが
しかし、トストは、母国オーストリアの『Osterreich(エステルライヒ)』に対し、現在はレッドブルから提示された新たなオファーを検討していることを明かしている。
引退の時が近づいていることをどう思っているかと尋ねられたトストは次のように答えている。
「やっと冬にまたスキーに行けるようになるのをうれしく思っているよ」
「その後、あと2年間コンサルタントとして残らないかというオファーを受けたんだ。だから、それについて考えているところだよ」。