2023年F1第2戦サウジアラビアGP(ジェッダ・コーニッシュ・サーキット)の決勝レースが行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)はレース後、幻のトロフィーを一時的に受け取っていたが、最終的にはフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)の3位表彰台が確定したため、再びトロフィーをアロンソに返すことになった。
●【2023F1第2戦サウジアラビアGP】正式な決勝レースのタイム差、周回数
■フェラーリより前でフィニッシュできて満足
ジョージ・ラッセル(メルセデス)
レース:4位(正式)
「ハードワークを積み重ね、それが報われたとき、満足感を得られる。今日は実力でフェラーリの2台より先にフィニッシュできたし、これからもっと多くのパフォーマンスを発揮できると思っている」
「レッドブルとの差はまだかなりあるけど、この週末をポジティブにとらえ、全力で戦い続け、自分たちのことに集中することにするよ」
「面白いレースだった。セーフティカーの後、僕はハードタイヤを履いていて、ルイス(ハミルトン)はミディアムタイヤで後ろにいた。序盤は彼のほうが少しペースが良かったけど、終盤になれば自分のペースが出ることは分かっていたからね」
■“幻”のトロフィーを受け取ったが・・・
表彰式の後に“一時は3位に昇格”したことがわかり、表彰台を楽しめず、レース後のカンファレンスには3位として出席していたラッセルは、その時の気持ちを次のように表現していた。
「(3位を失った)フェルナンドは表彰台に上がるにふさわしいし、僕は4位で満足していたよ。でも、トロフィーを持ち帰ることについてつべこべ言う事はないけど、追加ポイント(3ポイント)は受け取るつもりさ!」。
その後、アストンマーティンF1の再審議要求が通り、最終的にはアロンソの3位表彰台が確定したことから、トロフィーと3ポイントは再びアロンソの手に戻ることになった。