7月初旬にオーストリアで今年最初のF1レース開催が確定的となったことを受け、レッドブル首脳のヘルムート・マルコが「誇りに思う」と語った。
F1及びレッドブルから提出されていたレース開催計画書に関し、オーストリアのルドフル・アンショバー健康担当大臣は新型コロナウイルス対策に関する要求を満たすものだとお墨付きを与えている。
オーストリアでのF1開幕に向けて準備を重ねてきたマルコは『APA通信』に次のように語った。
「F1にとって再びスタートすることが非常に重要なんだ」
「最初に行われるデジタル世界スポーツイベントになるし、我々も喜ばしく思うとともにオーストリアを誇りに思っている」
無観客レースとして開催されることになるレースに言及しながらそう語ったマルコだが、7月5日と12日に2週連続開催が予定されているレースの準備時間は十分にあるとしている。
だが、F1最高責任者のチェイス・キャリーはオーストリアGPの計画に関して地元の『Servus TV(セアヴスTV)』からインタビューを受ける予定になっていたもののこれをキャンセルしたと伝えられている。
その件について質問を受けたマルコは次のように語っている。
「彼はまだ暫定F1スケジュールをまとめあげることができていないのだと思う。だからコメントしたくなかったんだ」
「それはシルバーストン(イギリス)のためだろう。入国のための必要条件によって元々計画されていた日程では開催できないことになったからね」
しかし、最新の情報によれば、イギリス政府は外国から入国する者に14日の隔離期間を設けることを義務づけているが、F1に関しては例外適用する可能性が高くなったと伝えられている。
イギリスのスポーツ担当大臣であるオリバー・ダウデンは次のように語っている。
「いつ競技を再開するかを決めるのはそれぞれのスポーツ次第だ。彼らが自分たちのスポーツを一番よく分かっているのだからね」
F1のスポークスマンはイギリス政府の「努力と支援」に感謝するとコメントしている。
現在伝えられるところによれば、F1はまずオーストリアで2レースを行い、次にハンガリーで1レースを開催し、その次にイギリスで2レースを開催する修正版カレンダーを間もなく発表することになるようだ。