セバスチャン・ベッテルが、今季からフェラーリのチーム代表を務めているマッティア・ビノットを擁護した。
今年の1月にフェラーリはマウリツィオ・アリバベーネに替えてそれまで技術トップの座にあったビノットを新チーム代表に据えるというチーム体制変更を断行。
ところが、フェラーリは今季もF1タイトルに手が届きそうにないばかりか、レッドブル・ホンダにナンバー2チームの座さえ奪われかねない状況を迎えている。
こうした中、フェラーリがアリバベーネに替えてビノットをチーム代表に登用したのは正しかったと思うかと尋ねられたベッテルは次のように答えた。
「彼ら2人を比較するのはフェアなことではないと思うよ」
「年ごとに、あらゆる状況は異なるものだからね」
「今の状況は簡単なものではないんだ。僕たちはシーズン前半を望むような形で終えることはできなかった」
「それでも、チームの全員が集中し、冷静を保っているよ」
さらに、ビノットの果たしている役割について質問を受けたベッテルは次のように続けている。
「彼の役割は(以前とは)違っているよ。だけど、チームは12か月前とほとんど同じなんだ。僕はそれはいいことだと思っている」
「僕たちは改善しなくてはならない。チームとしてさらに強くなる必要がある。僕たちが正しい方向性を選択できたかどうかは、数か月たって初めて分かることさ」
そう語ったベッテルは次のように付け加えた。
「だけど、マッティアはすごくよくやっているし、みんなをひとつにまとめ続けているよ。同時に、彼は僕たちに自分たちの目標を思い出させてくれるんだ」