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【ニッキー・ヘイデン死去】インディも『ケンタッキー・キッド』の死を悲しむ「素晴らしい大使だった」

2017年05月23日(火)8:01 am

2006年MotoGP世界チャンピオンのニッキー・ヘイデン(35歳)が死去したというニュースがインディアナポリスにも伝えられた。

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ケンタッキー州オーエンズボロ出身のニッキー・ヘイデンは「ケンタッキー・キッド」と呼ばれており、過去10年間、世界のレーシング・シーンで2輪、4輪で最も人気があった一人だった。

ヘイデンは5月17日、イタリアのリミニでサイクリングをしている最中、自動車事故に遭い、5月22日に亡くなった。世界スーパーバイク選手権イタリアでのレースを終えたばかりで、次のレースに向けて準備を進めていたところだった。

■インディアナポリスの素晴らしい大使だった

訃報に接し、IMS会長のJ.ダグラス・ボレス氏は次のように語った。

「IMS(Indianapolis Motor Speedway)の誰もが、私たちの友人ニッキー・ヘイデンの死を悼む」

「ニッキーと出会ったとき、何年も前から彼を知っていたと感じたほどだった。彼の謙虚さと誠実さは、レースで会うことができる最高の人の一人であり、いつも皆と本当に仲が良かった。ニッキーはスピードウェイでのMotoGPの勤勉なアンバサダー(大使)であり、IMSでのすべてのイベントの情熱的なサポーターだった」

「2008年、MotoGPがIMSで初めて開催したとき、私たちはすぐにニッキーから学んだ。私たちは、彼の両親ローズとアール、彼の婚約者ジャッキー、彼の兄弟トミーとロジャー、彼の姉妹ジェニーとキャスリーン、そして彼の友人、チームメイト、世界中の彼のファン全員に哀悼の意を表します。彼はいつもまでもIMSで愛情を込めて記憶されるだろう」

■インディアナポリスでのニッキー・ヘイデン

ヘイデンは、2008年から2015年までIMSで行われた過去8回の『レッドブル・インディアナポリスGP』のうち6回出場し、レプソル・ホンダ、ドゥカティ、アスパ・レーシング・チームでレースをした。2008年にレプソル・ホンダで2位、2009年にドゥカティで3位になった。
2012年には予選でクラッシュし、手の痛みによりレースを欠場。2014年は手首の負傷によりレースを欠場していた。

『ケンタッキー・キッド』は、MotoGPが行われていた8年間で最も人気の高かったライダーで、彼の友人でもある7度の世界王者バレンティーノ・ロッシだけが唯一のライバルだった。

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