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メルボルンで実証された今季F1の課題

2017年03月28日(火)16:48 pm

F1が現在のハイブリッド方式エンジンであるパワーユニットを導入した2014年以降、2016年シーズンまで3年連続で開幕戦を制していたメルセデスAMGだが、今季はフェラーリに優勝をさらわれてしまった。

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■メルセデスAMGにとって「モーニングコール」となった開幕戦

メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、メルボルンで行われたF1開幕戦オーストラリアGPで優勝を逃したのはメルセデスAMGにとっては「モーニングコール」にほかならないと次のように語った。

「朝早く鳴るのが最善のモーニングコールだ。そして、我々はこれによって目覚めた」

■メルセデスAMG独走ストップを歓迎する声も

だが、これまで最強を誇っていたメルセデスAMGが開幕戦で敗れ、フェラーリが勢いをつけたことを歓迎しているF1ファンは少なくないようだ。そして目に見えて速くなった2017年のF1マシンで少なくとも今後もメルセデスAMGとフェラーリのバトルが繰り広げられそうだという期待感が大きく膨らんできているのは確かだろう。

■課題は「追い抜き減少」

だが、今季の開幕戦では、予想されていたようにコース上でのオーバーテイク(追い抜き)が少なくなったのも事実だ。このことが今後に向けての課題となるのではないかと危惧(きぐ)する声も聞こえてくる。

メルセデスAMGを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)は、ドイツのテレビ局『RTL』に次のように語った。

「全体的に、私は新しいF1は好きだね」

「だが、明らかにオーバーテイクは問題だ。これはメルボルンのサーキットによる部分が少しあったとは思うがね」

■昨年より追い抜きは難しくなったとボッタス

メルセデスAMGへの移籍後初レースで3位表彰台に上ったバルテリ・ボッタスも、レース後に次のように語っている。

「昨年に比べると、メルボルンでほかのクルマについていくのは明らかに難しかったよ」

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