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ハミルトン、命令を無視「チームはなぜレースをさせないんだ。できることはすべてやった」

2016年11月28日(月)6:59 am

メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが、ヤス・マリーナ・サーキットで行われた2016年F1最終戦(第21戦)アブダビGP決勝を終え、次のようにコメントした。

●【決勝タイム結果】第21戦F1アブダビGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

■ルイス・ハミルトン「アンフェアなことをしたとは思っていない」
決勝/優勝

「僕は今日何も危険なことやアンフェアなことをしたとは思っていないよ。僕たちはF1タイトルをかけて戦っていたんだ。僕がレースをリードしていたから、ペースをコントロールしただけさ。それがルールなんだ」

「僕は、シーズン中に多くのポイントを失ってこのポジションにいた。だから僕はコースで戦っていたんだ。普通僕はチームに損害を与えるようなことは決してしない。だけど、僕たちはすでにコンストラクターズタイトルは取っている。だから、今日は僕とニコ(ロズベルグ)の戦いだったんだ。だけどチームはまだ干渉することが必要だと感じたみたいだね」

「彼ら(チーム)がなぜ僕たちに自由にレースをさせなかったのかは分からない。僕は自分が先頭にいて、このままではタイトルを失うことが分かっていた。そして、僕がこのレースで負けると感じた瞬間など一度もなかった。正直に言って、彼らに言うべきことはあまりないよ。自分がリスクを背負っていると感じた瞬間など一度もなかったからね」

「ニコがチャンピオンだという事実に関して、その影を薄くするようなことはすべきではないよ。F1タイトルを取るのは素晴らしい感覚だからね」

「僕はいい気分だよ。今年は、できることはすべてやった。特に終盤のレースではね。だけど、ニコは正直な話、大きな問題もなく順調な1年を送った。僕たちがこういう位置に落ち着いたのはそれが理由さ。彼は素晴らしい仕事をしたんだ。だからおめでとうと言うよ。そして、また来年彼と戦うのを楽しみにしている」

【補足】 レース終盤、トップを走っていたハミルトンはわざとペースを下げ、2番手を走行していたロズベルグに後続のライバルたちが接近するように仕向けていた。自分がトップを守り、ロズベルグがライバルたちに抜かれて4位以下に下がれば、自分がタイトルを取ることができるためだ。だが、チーム首脳はハミルトンに対して勝つチャンスが脅かされることになるからペースを上げろと無線で指示を出していた。

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