メルセデスAMGのニコ・ロズベルグが、ヤス・マリーナ・サーキットで行われた2016年F1最終戦(第21戦)アブダビGP決勝を終え、次のようにコメントした。
●【決勝タイム結果】第21戦F1アブダビGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
■ニコ・ロズベルグ「最強ハミルトンからタイトルを奪い取れた」
決勝/2位
(この結果、チームメートのルイス・ハミルトンに5ポイント差で2016年のF1チャンピオンに決定)
「これで2人のロズベルグがチャンピオンだ!」(※)
「だけど、またすぐにこういうことを経験しないで済むといいな! マックス(フェルスタッペン/レッドブル)とのバトル、終盤のプレッシャー、ルイスの低速走行、あのときの感覚は現実とは思えなかったよ。クレイジーだった。あのときはかなり緊張したよ。(乗り越えるのに)ちょっと時間がかかった。あの2台を後ろに従えながら走った最後の数周は、彼らの後ろに下がってしまったらそれで終わりだってことが分かっていたから、楽しめるなんてものではなかったね」
「ルイスとはこれまでずっと戦ってきたように感じているし、彼がずっとわずかな差で僕に勝っていた。まだ小さかったときのカートでもね。だから、今回はなおのことうれしいよ。彼は素晴らしいドライバーだし、驚異的な指標でもある。僕がその彼からタイトルを奪い取ったんだ。そして最終的に5ポイント差でそれができたなんて信じられないよ」
「確かに、精神的な強さがこういう結果を達成する上での重要な要素だった。そして僕の父と母もこれに関しては大きな役割を演じてくれたんだ。本当にものすごくね。だけど、それは世界中で僕を支えてくれた全員のおかげでもあるし、今週末来てくれたみんなのおかげでもあるんだ。僕と親しい人たち、僕のチーム、レース仲間、そして家族のね」
「土曜の夜は毎週父からのメッセージを受け取るんだ。普通、それは“全力で行け”だけどね。誰もがこういうことをしてくれるんだ」
「ルイスは自分の技術を使って完ぺきに戦略を展開していた。だから僕が追い抜く方法はなかった。僕はクルマの中でかなり張りつめていたよ。これまでクルマの中でこんな風に感じたことなど一度もなかったね」
「きっと、これから数日はかなり忙しくなるはずだ。だけどそれを楽しみにしているよ。特別なものになるだろうね。そして、今夜は大騒ぎになるよ。絶対に正気のさたじゃなくなるね!」
※ロズベルグの父親ケケ・ロズベルグは1982年のF1チャンピオン
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