マクラーレンのジェンソン・バトンが、チームメートであり、今季F1デビューを飾ったルーキードライバーであるケビン・マグヌッセンの今後のことを心配していると語った。
マクラーレンではいまだ来季のドライバー体制を発表しておらず、現在もフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)との交渉が続けられていると考えられている。
2009年のF1チャンピオンであり、現在のF1ドライバーの中では最多F1出走数を誇るバトンも、今シーズンも残りあと3レースとなった時点で、まだ来季のことがはっきりしないことに当惑していると認めている。
『Mirror(ミラー)』から、こうした状況にいら立ちを感じているかと尋ねられたバトンは次のように答えた。
「もういら立ったりはしていないよ。前回のレースのときはいら立ちを感じていたけれど、今はかなりリラックスしている」
「今シーズンももうかなり終わりに近づいているけど、実際のところおかしな状況になりつつあるよ」
これまでF1で260レース以上に出走し、通算15勝をあげているバトンは、現在の状況はチームメートであるオランダ人ドライバーのマグヌッセンにとってはさらに厳しいものだと『BBC』に次のように語った。
「僕のことは心配しなくていいよ。僕は今人生において最高の場所にいるし、たとえ来年どうなろうと僕は満足だ」
「僕のチームメートのほうがつらいはずだ」
「僕は長くF1にいる。F1チャンピオンにもなったし、15レースで優勝している。でも、ケビンにとっては今年が最初のシーズンだし、今後もレースができるかどうかというプレッシャーはさらに強いものだ。僕としては彼ら(マクラーレン)が正しい決断を下してくれることを望むだけさ」とバトンは締めくくった。