フェラーリのフェルナンド・アロンソが、ライバルチームであるレッドブルのダニエル・リカルドに対し、今年は「素晴らしい」仕事を成し遂げたと称賛を送った。
■【ドイツGP後】F1ポイントランキング(ドライバーズ/チーム)
2週間ほど前に行われたF1イギリスGP(第9戦)で、ホイール・トゥ・ホイールの攻防を繰り広げたアロンソと4年連続F1チャンピオンであるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、無線を通じてお互いのドライビングに対する不満の声を上げていた。
しかし、先週末にホッケンハイムで開催されたドイツGPで、今度は今年からベッテルのチームメートとなったリカルドと、同様のスリリングなバトルを展開したアロンソは、リカルドに対する文句を言うどころか、リカルドを褒めたたえた。
シルバーストンでは激しいバトルの末、結局ベッテルに追い抜きを許していたアロンソ。だが、ホッケンハイムではリカルドの終盤の追い上げをかわして、わずかコンマ1秒の差で5位を死守していた。
アロンソは、そのリカルドについて、常に「ルールや相手に対して最大の敬意を払っている」と称賛し、次のように続けた。
「彼には驚かされるし、素晴らしい仕事をしているよ」
「彼はここまでの10レースでセバスチャンに対して7勝3敗だと思う。これは誰もが予想さえしなかったことだよ」
スペインの日刊スポーツ紙『Marca(マルカ)』にそう語ったアロンソは、次のように付け加えた。
「彼は素晴らしい仕事をしているし、すごくうまいドライビングをしているよ。そして、賢く戦っているね」