今季、ザウバーからマクラーレンへ移籍したセルジオ・ペレスが、かつてのチームメートである小林可夢偉が2014年にはF1に再び戻ってくることができると語った。
昨年、ペレスとともにザウバーから出走した可夢偉は、60ポイントを獲得。ペレスの66ポイントと比べてそれほど大きな差はなかったものの、可夢偉は2013年シーズンのF1参戦を断念するしかない状況に置かれ、一方のペレスは、メルセデスAMGへ移籍したルイス・ハミルトンの後任ドライバーとして、名門マクラーレンとの契約を勝ち取るという対照的な結果となっている。
22歳のペレスは、今週9日(水)に、イギリスのウォーキングにあるマクラーレンの本部で写真撮影やメディア対応など、マクラーレンのドライバーとしての公式活動を開始しているが、ロシアのウェブサイト『f1news.ru』には、そのペレスが可夢偉について語った次のようなコメントが掲載されている。
「カムイは素晴らしいレーサーで、いいヤツだし、自分の仕事をきちんとこなす人間だ」
「残ってほしいと思っていたんだけどね。でも、来シーズンにはF1に戻ってくると思うよ」
「彼ほどの速さがあれば、いいチームを見つけることができるはずだし、きっと来年はまた彼の姿が見られるはずさ」
さらに、ペレスは同郷のメキシコ人ドライバーであり、今年ザウバーからF1デビューすることが決まっている21歳のエステバン・グティエレスについてもマクラーレン本部で次のようにコメントした。
「エステバンにとっては素晴らしいチャンスだと思う」
「ザウバーは、ドライバーに自分の才能を示すチャンスを与えてくれる素晴らしいチームだからね」