もしヨーロッパの有名専門誌がフェラーリの代表だったら、フェリペ・マッサ(フェラーリ)が来年もチームに残留する可能性はゼロであろう。
先日、2012年前半戦のパフォーマンスに基づくランキングで、ドイツのモータースポーツ誌『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』がマッサに17位という辛口評価をつけたことが報じられた。
しかし、今回はそれだけで済まされなかったようだ。
イタリア紙『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』はこのたび、独自の中間ランキングを発表し、マッサは10点満点中4.5点で、24人中なんと最下位であった。
HRTのナレイン・カーティケヤンでさえ5点の評価を受け、マッサより上である。
また、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』はジェンソン・バトン(マクラーレン)の不調も見逃していない。いまだノーポイントのシャルル・ピック(マルシャ)よりも後ろの20位とされている。
これとは対照的に、マッサのチームメートであるフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は満点の10点、2位にルイス・ハミルトン(マクラーレン/8.5点)、3位にキミ・ライコネン(ロータス/8点)が入り、レッドブル勢のマーク・ウェバーとセバスチャン・ベッテル、そしてもう1人のロータスドライバーであるロメ・グロジャンよりも評価が高い。
また、『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙は「アロンソが重大なミスを一切犯さずクルマから101パーセントの力を引き出している」と伝え、マッサが「心機一転」する時がやってきたと結んでいる。