F1ベルギーGPがいよいよ今週末に行われるが、6,000人近いチケット購入者は、ようやく安心してグランプリ当日を迎えられそうだ。
先日も伝えられたように、ベルギーGPの観戦チケットを販売していたザ・チケット・エンタープライズ(TTE)社が倒産したため、同社を通じてすでに支払いを済ませていたファンのもとに観戦チケットが届かない事態が発生していた。
しかし、ベルギーの通信社である『Belga(ベルガ)』によれば、ベルギーGPの主催者側が、この事態の影響を受けている観戦者5,600人の入場を許可した。
ベルギーGPの責任者エティエンヌ・ダビニョンが記者会見でこの件を認めたと『Belga(ベルガ)』は報じている。
ダビニョンは、TTEからチケットを購入したファンに対し、支払いを証明できる領収書を当日会場に持参するよう伝えたという。
また、会場では権利をベルギーGPの主催者へ譲渡する旨の書類にサインすることになるようだ。これにより、主催者は合法的にTTEへチケット代を請求できるようになる。
ダビニョンは「どのようにチケット代を回収できるか分からない」とし、「現時点でどの程度の損失になるか判断するのはまだ早い」と述べている。