ニュルブルクリンクは目下のところ深刻な財政問題を抱えているが、来年以降のF1カレンダーから姿を消すと結論付けるにはまだ早い。
そう主張するのはサーキット運営会社ニュルブルクリンク・オートモーティブGmbH(NAG)のヨルグ・リンドナー代表である。
リンドナーは共同でNAGの代表を務めるカイ・リヒターとニュルブルクリンクのリース契約を2040年まで結んでいるとも述べており、独紙『Rheinische Post(ライニッシェポスト)』に対し、「リース契約を満了するつもりである」と語っている。
ニュルブルクリンクはすでに破産手続きに入っているが、リンドナーはF1の最高権威バーニー・エクレストンとの話し合いも順調に進んでいると話した。
「みんなエクレストン氏のことについては語るけど、実際に彼と話をするのは私たちだけだ」とリンドナーは述べ、先日ロンドンでエクレストンと会合を持ったことを明かした。
リンドナーいわく、議題はF1レース開催の契約についてであった。
「特に長期的な関係を目指している。問題なのは2013年シーズンのことだけではない」とリンドナーは強調する。
「破産管財人は、私たちがエクレストン氏と交わす契約を破産手続きの際の考慮に入れると保証してくれた」
「当然のことながら、F1の契約がある状態でサーキットを売却した方が高値がつくからね」