F1第5戦マイアミGP(マイアミ・インターナショナル・オートドローム)が開幕、金曜日の午後のセッションとなるフリー走行2回目が行われたが、アルファタウリF1はグリップ不足で大苦戦している。
●【2023F1第5戦マイアミGP】フリー走行2回目の結果、タイム差、周回数
■ジョナサン・エドルズ(アルファタウリ、チーフ・レース・エンジニア)
「今日はそれほど真っ直ぐいくものではなかった。両ドライバーとも全体的なグリップに苦しんでいて、ラップタイムを引き出すのが難しいんだ」
「ユウキはFP1でフロントウイングを比較して良い結果を得たので、この週末はこれを維持することになった。それはゲームチェンジャーではなく、今後投入するエアロパーツとの相性が良いのだけど、それでもこのパッケージでパフォーマンスを上げることができた」
■デ・フリースのスピンのダメージはギアボックス交換が必要だった
「今朝、ニックはターン11とターン12のツイスティセクションで小さなスピンを喫し、リアエンドでウォールに接触しただけだったが、そのダメージはセッションを中断してFP2に向けてギアボックスを交換しなければならないほどだった。メカニックは素晴らしい仕事をしてマシンを立て直し、FP1でソフトコンパウンドを走らせなかったため、FP2には2セットを残している」
■角田裕毅はグリップ不足、赤旗でロングランできず
「一方、ユウキはミディアムとソフトで走行。こちらもバランスに大きな問題はなかったがグリップが足りなかったので、一晩でセットアップとタイヤの使い方を見直す必要がある」
「赤旗の影響もあり、タイヤ理解のためのロングランデータは取れなかったが、この新しい舗装はタイヤにそれほど影響を与えないようなので、レースは昨年と同じような展開になりそうだ」
「今日のようなパフォーマンスでは期待に応えられないので、グリップとラップタイムを見つけるために忙しい一夜を過ごすことになるね」。