キミ・ライコネンのパーソナルスポンサーを務めるタイのビールメーカー副社長が、ライコネンとアルファロメオの活躍を信じていると語った。
昨年までライコネンが所属していたフェラーリのF1マシンにはタイのビールブランドであるシンハー(SINGHA)のロゴがあしらわれていた。だが、それがライコネンのパーソナルスポンサーであることはあまり知られていなかった。
そして、ライコネンがアルファロメオへ移籍した今季、そのシンハーのロゴマークがフェラーリのときよりも大きくアルファロメオのフロントノーズに描かれている。
シンハーを製造するタイのブンロート・ブリュワリー社で副社長を務めるボラワ・バハロムハクディは、ライコネンの母国フィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』に対し、自分たちがスポンサーを務めることになったきっかけはライコネンからコラボレーションを提案するEメールが送られてきたことだったと語り、次のように続けた。
「彼は私に何か一緒にやりたいと思っていると言ってきたんだ。彼は我々のブランドが気に入っているんだと言っていた。最初、私は冗談だろうと思ったよ」
バハロムハクディはタイでフェラーリの輸入にも携わっている人物だという。
「彼(ライコネン)は大きな影響力を持っていたよ」とバハロムハクディは付け加えている。
そのライコネンはフェラーリからアルファロメオに移籍したわけだが、新たに始まったライコネンとアルファロメオのコラボレーションに何を期待しているかと質問されたバハロムハクディは次のように答えた。
「可能性があると考えているよ」
「我々はチームとキミを信じている。そうでなければ彼もここ(アルファロメオ)に移籍したりはしなかっただろう。我々はこのチームが一歩ずつ成長できると信じているんだ」