マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンが、モンツァ・サーキットで行われるF1イタリアGP(9月4日決勝)に向けて次のように意気込みを語った。
■実際にはかなりテクニカルなサーキット
「ほかとは明確に違うサーキットに向かうときの気持ちが大好きだよ。先週末のスパ(ベルギーGP)が、モナコ、シンガポール、そして鈴鹿などと並んでファンが大好きなサーキットのひとつであることは誰もが知っていることだ。そしてモンツァもその例外ではない」
「みんなは、モンツァはきつい小さなコーナーが組み合わされたストレート主体のサーキットだと考えているようだけど、実際には違うよ。レズモ(ターン6から7)やアスカリシケイン(ターン8から10)、そしてパラボリカ(ターン11)は大きくて速いコーナーだし、それらでは正確さと集中が求められるんだ。すごいサーキットだよ」
■ここでもう一度集中力を高める必要がある
「ほかにモンツァについて言い残したことがあるかな? 独特で信じられないほど素晴らしいサーキットだ。あそこにまつわる歴史も大好きだし、それを無視するわけにはいかないよ。それにあの独特にブレンドされたイタリアの情熱も好きだし、混沌(こんとん)としたところもね。それによって週末がのみ込まれてしまうんだ」
「そしてここでヨーロッパでのシーズンが終わることになる。ヨーロッパでのレースもあっと言う間に終わってしまう感じだね。だから、シーズンにおいて、最後の転戦に向かう前に本当に集中力を高め始めるときだよ」