レッドブルがシルバーストンF1合同テスト初日午前、フェラーリが開発しFIAも採用に前向きな頭部保護デバイス『ハロー(halo)』の初テストを行った。
■フェラーリ『ハロー2』、ベッテル「視認性が・・・」
F1イギリスGPフリー走行1回目には、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がチタン製『ハロー2』をテスト。ベッテルは走行後、「視認性への影響はかなり大きいと思う」と述べており、まだ課題は山積みだ。
■FIAは『ハロー』で検討中
一方、レッドブルが開発した頭部保護デバイス「エアロスクリーン」は、FIA独自のテストで安全性と堅牢性が問題視され、来季は『ハロー』の導入に向けて動いている。
■レッドブルは反対
レッドブル代表クリスチャン・ホーナーは再び『ハロー』に対する懸念を表明している。
「対処しようとしている問題へのエレガントな解決法ではない。導入を急ぐより、もっと時間をかけて研究したほうがいいし、そうすれば別の結果をもたらすことができる」
「私としては『ハロー』の大ファンにはなれないし、制約がある。現時点では、間違いなく賛成票を投じないね」
FIAは『ハロー』を2017年から導入したい考えだ。それに向けて、夏休み前にストラテジーグループでの採決を行うことをレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは提案している。さらに改良を施した『ハロー3』の開発が必要になる可能性は高い。